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飼育のポイント

 錦鯉飼育の最大のコツは「水作り」にあります。池水を循環させて、酸素を十分に補給し好気性バクテリアの働きによる浄水機能を円滑にして、鯉の成育に適した水質を保つことが重要です。
ここでは、錦鯉の里でよくご質問をいただくことを中心に飼育のポイントを紹介します。


①池や水槽の水量を把握しましょう。

病気の予防や寄生虫の駆除、細菌性の病気対策のために食塩や薬剤をつかうことがあります。その場合、水量に対して適正な割合で薬品を使わないと効き目がなかったり、薬害がでる恐れがあります。
よく使われる例として 水量1トン(1000ℓ)に対し食塩5㎏などがあります。


②水温をはかりましょう。

 錦鯉は水温12℃以下になると消化酵素を分泌しないと言われています。つまり、秋から冬に向けて水温が低下するとともにエサの量を減らし、春から夏にかけて水温が上昇するとともに徐々にエサの量を増やしていくということです。
また、錦鯉専用のエサには低水温用(越冬用)の低タンパクで消化の良いエサと、育成用の高タンパクで色揚げ成分が含まれているエサがあります。季節の変わり目には特に気を付けて水温を見て下さい。 また、病気対策の時にも水温が関係する場合があります。


③できるだけ毎日錦鯉を観賞しましょう。

 華麗で優雅な泳ぎをする錦鯉を見ていると心が癒されます。愛鯉の観賞と同時に健康状態も観察して下さい。
錦鯉の病気は通常の環境であれば急には進みません。観察のポイントは ①錦鯉の動きに異常はないか(浮遊、飛び跳ね、擦り付き、池底静止など)②飼育水に異常はないか(浮き糞、白濁、生臭さ、泡など)です。
あまり神経質になってもいけませんが、異常が続いたらエサの量を控えて新水の補水を増やし、飼育環境(エサの量、濾過槽の汚れ、外敵など)の影響か寄生虫などの影響かを見て対策してください。
特に、新しい鯉を追加して飼育する場合は、環境の変化により寄生虫の発生や細菌の感染が進むものと考えて注意深く観察して下さい。

④病気対策は適切に

 錦鯉の体表に白い粘液の付着や充血、立鱗が見られたら病気です。錦鯉を購入された鯉屋さんか、お近くのアクアショップに相談して薬品の散布などの対策をして下さい。薬品の使い方によっては水質を悪化させて病気が進行する場合がありますのでご注意ください。
錦鯉の飼い方は千差万別です。飼育する鯉(大きさ、年齢、数)、池(大きさ、形)、循環設備(水、濾過、ポンプ)、餌(量、成分)等の飼育環境によってそれぞれの飼い方があります。飼育状況が安定するまではしっかりと観察し、自分なりの工夫をするのも楽しいものです。

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